併合11級:脳挫傷後の神経症状、頭蓋骨骨折後の手術痕で、賠償額800万円を獲得した事例
男性(50代)
後遺障害併合11級:脳挫傷、頭蓋骨骨折等
1.事故発生
和歌山市在住の男性(50代)が、自転車で交差点にさしかかろうとしていたところ、交差道路から一時停止規制を無視して交差点に右折進入してきた加害者運転の自動車に衝突されました。依頼者は、脳挫傷、頭蓋骨骨折等の傷害を受け、後遺障害併合11級の認定を受けました。
2.相談・依頼のきっかけ
依頼者は、正当な賠償を受けたいとして、当事務所に相談されました。
3.当事務所の活動
当事務所では、手術痕(醜状障害)でも逸失利益が発生すると主張して、積極的に示談交渉を行いました。
4.当事務所が関与した結果
示談交渉の結果、手術痕(醜状障害)での逸失利益も加味して、800万円(自賠責後遺障害分331万円と既払金と過失相殺分を除く)での示談がまとまりました。
5.解決のポイント(所感)
男性の醜状障害でも逸失利益が認められるのか、というのはなかなか難しい問題で、示談交渉でよくもめるところです。どこまで示談交渉で頑張るか、時間と労力をかけてでも裁判をするかは、ケースバイケースで判断するところです。
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