非該当:肩関節捻挫等で、賠償額が56万円から92万円にアップした事例
1.事故発生
茨城県の大学に通う男性が、自転車で直進中、前方の電信柱を避けようと僅かに右側によったところ、後方から直進してきた加害者運転の自動車に衝突されてしまいました。依頼者は、右肩関節捻挫、左膝関節捻挫、右足関節捻挫等の傷害を受けました。
2.相談・依頼のきっかけ
依頼者は、治療後も痛みが残り、事前認定で後遺障害認定を求めましたが、非該当でした。そこで、異議申立できないかとのことで、当事務所に相談されました。
3.当事務所の活動
依頼者は整形外科への通院実日数が少なく、 認定結果通知書では、治療経過に鑑み非該当とされていましたので、異議申立しても、非該当認定を覆すのは困難であると思われました。そこで、せめて裁判基準程度の適正な損害賠償を得られるよう、示談交渉を行いました。
4.当事務所が関与した結果
相手方損保会社から提示された示談金額は56万円(既払い額を除く)でしたが、示談交渉の結果、賠償金92万円(既払い額を除く)を獲得することができました。
5.解決のポイント(所感)
痛みやシビレなどの神経症状で後遺障害認定を求めるのであれば、通院日数も考慮されてしまいますので、まめに整形外科に通ってリハビリを受けるべきです。整形外科への通院日数が少ないと、程度によりますが、後遺障害認定を受けることが難しくなってしまいます。
上肢(肩・肘・手首・手指)の最新記事
- 後遺障害9級:手関節・母指の機能障害で、「賠償額が1880万円から2204万円にアップした事例
- 後遺障害非該当:頚椎捻挫、右肩関節打撲傷で賠償額85万円獲得した事例
- 後遺障害併合12級:賠償額が619万円から1050万円にアップした事例
- 後遺障害12級:左鎖骨骨折等後の肩関節の機能障害で後遺障害認定を受け賠償額1250万円を獲得した事例
- 後遺障害非該当:中指環指骨折で、賠償額86万円を獲得した事例
- 12級8号:長管骨の変形障害で、賠償額が391万円から1300万円にアップした事例
- 12級10号:指関節の機能障害の認定を受け、賠償額が59万円から1074万円にアップした事例
- 非該当:環指挫傷で、賠償額183万円を獲得した事例
- 10級7号:親指の機能障害で、賠償額が856万円から1055万円にアップした事例
- 12級6号:肘関節の機能障害で、賠償額が754万円から1095万円にアップした事例