過失割合と過失相殺

page-image_0004交通事故の場合、一方的な信号無視やセンターラインオーバーの正面衝突などを除いて、多くの場合、加害者・被害者両方の不注意(過失)が認定されます。
被害者側にも過失がある場合、加害者側だけに損害賠償を負担させるのではなく、不注意の割合(過失割合)に応じて、損害賠償額が減額されます。
これを過失相殺といいます。
この過失割合をどう判断するかが、交通事故の損害賠償額に大きく関わります。

 

 

過失相殺の仕組みを具体的に説明しましょう。

例えば、交通事故のため、Aさんに2、000万円の損害、Bさんに1、000万円の損害が生じ、
過失割合が、Aさん:Bさん=20%:80%だとします。
すると、Aさんの損害2、000万円について、 Bさんは1、600万円(2、000万円×0.8)を支払うことになり、
Bさんの損害1、000万円につき、 Aさんは200万円(1、000万円×0.2)を支払うことになります。

保険会社は、示談金額を提案するにあたり、過失割合を一方的に主張してきます。もちろん、保険会社の主張が妥当な場合もありますが、被害者側にとって不利な過失割合を主張してくることもままあります。過失割合によって、被害者側が受け取れる損害賠償金額が大きく変わってきますので、保険会社の主張を慎重に検討する必要があります。

とはいえ、一方的にこちらの意見を主張しても認めてもらえません。過失割合は、日弁連交通事故相談センターがこれまでの裁判例を検討して、おおよその基準とを公表しています。この基準にのっとって、保険会社と交渉を進める必要があります。保険会社は過失割合の交渉に慣れていますが、被害者の方ではそうも行かないことが多いのではないでしょうか。保険会社の主張する過失割合に納得がいかない場合や、疑問がある場合は、弁護士にご相談されることをお勧めします。

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